2024/10/15 00:36
モルうさ部がOPENして1ヶ月が経ちました。
いつもご贔屓にしていただきありがとうございます。
モルうさ部がこだわるチモシークッキーについて本日は語ろうかと思います。
試行錯誤し、何度も何度も失敗したチモシークッキー作り。
手作りチモシークッキーに挑戦された方ならわかるかと思います。

1️⃣まずはグルテンフリーの壁。
小麦粉を使えばつなぎも要らずまとまりやすいし、少量で済む…が腸内を荒らすため腸が長いモルモットやうさぎへ与えることは、死活問題です。
人間でも消化がしづらいグルテンは絶対に使用したくないですからね。
2️⃣ペレットをつなぎとして使う案。
我が家でモルうさに使用しているペレットを牧草と同量入れても固まらないどころか纏まらなかったんです。
そして、うさぎ用のペレットを入れるとモルモット達は食べず、モルモット用のペレットを入れたらうさぎが食べないと言う事態に。
3️⃣バナナをつなぎとして使う案。
バナナは栄養価が高くネットリとした独特な食感がありますよね。それを利用して作成すれば、纏まるしいい匂い。
けれどクッキーとして焼くとなると水分が蒸発し、甘さだけ残る激甘クッキーに…。
そして極めつけはバナナがそこまで得意じゃないモルモット達。食べないですよね…
4️⃣もしモルうさが野生にいたら…と言う動物観点で食べそうなものを厳選。
草食動物の主食と言えば…草、ですが、毒がないと言われているイネ科の牧草を与えたいですよね。
そうなるとやはり、イネ科にこだわりたいと言うことで、イネ科の大麦若葉、オーツ麦と米(稲)、野生では普通に食べる葛、あと水。
5️⃣オリゴ糖と大麦若葉を使用したかった。
オリゴ糖は低消化性で消化されにくいため、血糖値の上昇を抑えられ、太りにくく、尚且つ整腸作用や腸内細菌を増やす作用があると知られています。こんな素晴らしいものをモルうさに使わないわけにはいかない!と少量(甘さを感じない程度)配合。
また、大麦若葉も青汁などに使用されているのをご存知かと思いますが、栄養価が高く、皮膚にも良いと言われています。
ソアホックや真菌などの皮膚疾患、病後や換毛期等、免疫機能が下がっている時にこそ食べさせたいものです。
6️⃣部屋が散らかる(汚れる)
試作品を仲の良い友達に渡し食べるかなどの感想をはっきり言ってもらったりしました。
試作品20作目くらいまではチモシー含有量が80%と多く締めたため、一噛みで砕けると言う状態でした。
そのため、散らかる・掃除が大変 などの声が上がりました。
そこからおよそ15回程度の試作を繰り返し、今のクッキーの硬さとなりました。
7️⃣オーブン温度
独自調査の結果、牧草はある一定の温度や条件から土に還るための酵素を出します。
その酵素が発生すると牧草は黄色く変色し、風味や本来の牧草の成分と異なる状態になります。
夏場、トラックに放置された牧草が黄色く変色し、黄色い牧草がショップなどに並ぶのはそのためです。
本来の青い牧草が高栄養で食いつきも良いので、その状態を維持するために様々な工夫をしました。
8️⃣農薬問題
毎日おやつとしてあげるなら、人間の身体で問題ないと言われている農薬の量を1/50ほどしかない身体の子に毎日与えたら…と考えたらゾッとしている自分がいました。
ですので、無農薬やオーガニックにこだわったものを作りたいと言う気持ちが芽生え、今のオーガニッククッキーとなりました。
9️⃣価格問題
自身も多頭飼いをしているので毎月ペレットや牧草だけで相当な金額がかかっております。
おやつをサプリメントくらい良いものにして、尚且つお値段が今までのおやつと変わらなかったら最高だなと思いまして…低価格で販売する事を決意しました。
オヤツやサプリメントにそこまでかけられない状況だったり、有機栽培のものが手に入りにくい地域にお住まいの方にも気軽に注文いただけるよう、送料も含めて価格問題を解決した次第です。

以上、長くなりましたが、モルうさ部のチモシークッキーのこだわりポイントを書いてみました。
皆様にこれからも愛されるモルうさ部でいられるよう、努力していきますので、よろしくお願いいたします。
モルうさ部 部長